
■真性乱数生成技術
乱数には、コンピュータのアルゴリズムなどで乱数を発生させる擬似乱数と、自然界の物理現象などを使って乱数を発生させる真性乱数の二つがありますが、三技協が独自に開発した乱数は真性乱数に関するものです。真性乱数は、偶然性、非再現性、予測不可能性の特長を持ち、この乱数を発生させるためには特殊なハードウェアなどが必要であるとされてきましたが、三技協はゲート数約100、速度50MB/Sec、消費電力1mAの超小形で且つ低消費電力な真性乱数生成回路により実現できます。
共通鍵暗号方式とは、暗号化と復号化に同一の鍵を用いる方式です。信頼のおけるユーザ間で共通鍵を共有し、復号と同時に通信相手を認証できるといった特徴をもっています。しかしながら、共通鍵はユーザ間で秘密に保管されなくてはいけないので、鍵の配送は手渡しが原則です。

一方、公開鍵暗号方式とは、暗号化と復号化でそれぞれ異なる鍵を用いる方式です。片方の鍵を相手に公開することから公開鍵暗号と呼ばれています。公開鍵の暗号方式により、ユーザ数の増加に伴う共通鍵の配送問題と情報漏洩の脅威は解消されましたが、ユーザ間の相手認証ができないという新たな問題が生じています。

本認証・秘匿システムは、このように共通鍵暗号方式で問題となっている鍵配送の問題と鍵漏洩による情報漏洩の問題、公開鍵暗号方式で問題になっている相手認証の問題を解決したものです。本認証・秘匿システムは、ユーザ間で乱数を通信により配送し、完全な不可逆演算より導かれた乱数を共通鍵として共有します。



