三技協Optiマガジン第5号
01.[寄稿]三技協はセンサーSierを目指す(3)--技術開発のエピソード(1)
02.<リリース>SGCの最新ニュース-三技協メディアシステムズの取組み
01.[寄稿]三技協はセンサーSierを目指す(3)--技術開発のエピソード(1)


代表取締役副社長 丸田力男
☆質問
前回のメールマガジンでは、実証実験について取り上げるといったことでした。
確かだいぶ前のメールマガジンで、国道17号線の温度や雪の量などを測定する実証実験を行った、とのことでしたが、こちらのことなのでしょうか?


センサーネットワークの打合せ風景
 

★回答(以下:A)
はい。そうです。以前から長岡国道事務所・建設技術研究所・長岡技術科学大学・CTIサイエンスシステム及び当社の5者で共同研究を行っておりますが、東京から新潟に至ります国道17号線の三国峠付近の路面状況を、環境センサーを用いて監視する実験を行っております。
具体的には、積雪や路面の凍結状況などをリアルタイムでデータベースサーバに送信し、解析を行っています。


☆Q:
確か過去のメールマガジンにおきましても、こうした国道17号線の積雪状況や路面温度などのモニタリングの内容を読んだことがありますが、こうして実際に現場で行った場合には、何かエピソードや苦労したことはありましたでしょうか?
★A:
まず実際の環境自体が、携帯電話の電波も届かないような険しい山あいが多く、前に実験していた環境とは大きく異なっていたのが印象的でした。加えて温度も低いことから電池の寿命も短く、すぐに切れてしまうと交換しに行ったり、作動状況を点検することも大変でした。

厳しい気候でのセンサーネット稼動
 

☆Q:
国道の峠といいますと、どのようなところにセンサーを置いたのでしょうか?


★A:
センサーの子ノードは小型軽量ですので、道端や道路標識のあるところに設置しました。ところが親ノードは処理能力から電力を必要とし、置き場所に困りましたが、周辺に電波の届く箇所に建物がありましたことから、実際に管理者に許可を取って使わせてもらうなどしました。


☆Q:
実際に雪の多いところだと思うのですが、場所や気候条件といったものは、どのような影響があったのでしょうか?

ソーラーパネルの設置により、電力事情の不自由な場合にも、電源確保致します。

★A:
センサーノードの電力は、自家発電のソーラーパネルを使いましたが、雪が積もることから斜めではなく、垂直に設置しました。ところが積もった雪が反射することから日射量が増えて、結果としてはプラスになったことが印象的でした。

☆Q:
電波の反射や、パケットのエラーについては、例えば高層ビル群や住宅地、他にも森の中など、といった環境によっても異なるのでしょうか?


★A:
自然条件と電波の指向性といった内容は、現在でも研究中でして、積雪の状況の他にも水辺や森の中といった環境でどうなるのか、といった研究課題がありますので、今後も検証していきたいと思います。


☆Q:
また、場所からしますと冬には雪が多いなど、かなり気候条件の厳しいところだと思います。実際にデータを収集してみていかがでしたでしょうか?


★A:
気象条件などで直接の影響は無かったのですが、除雪する際に除雪車が雪を撒き上げますことから、破損してしまうことを心配しましたが、国道を管理する側が注意をしてくれまして、実際には大丈夫でした。
意外な点は、積雪期の前に機器などを設置するのですが、その際の設置場所に道路工事や交通規制などとバッティングしてしまい、その都度打合せなどの調整が必要だったことがありました。
★A:
気象条件などで直接の影響は無かったのですが、除雪する際に除雪車が雪を撒き上げますことから、破損してしまうことを心配しましたが、国道を管理する側が注意をしてくれまして、実際には大丈夫でした。
意外な点は、積雪期の前に機器などを設置するのですが、その際の設置場所に道路工事や交通規制などとバッティングしてしまい、その都度打合せなどの調整が必要だったことがありました。


事前の設置場所が大きなカギです。
 

☆Q:
国道ということですので、かなりトラックなどの通行量が多かったと思います。
センサーノードをトラックに踏まれたり、事故などの被害には遭わなかったのでしょうか?


★A:
かなり険しい地形だったのですが、行き交うトラックが多く、当初は心配しましたが、設置場所を配慮しましたので、ぶつかったりひかれたりすることはありませんでした。


☆Q:
こうした実証実験や研究開発などを行いまして、今後の抱負や意気込みといったものをおうかがいして、締めくくりとしたいと思います。

★A:
センサーネットワークのシステムを構築し、最適化していくためには、今まで申しましたような実験を行いまして、データを取得・蓄積していくことが極めて重要と認識しています。
無線技術は電波の指向性や、付近の地形・状況・自然環境など現地を見て、どのような所にセンサーネットワークを設置していくのが望ましいのか、こうした積み重ねがや経験則が求められる分野でもあります。
三技協では、実際に技術開発や実験を行った開発者の経験やスキルを、単に個人や部署内に留めることに限らず、サイバーマニュアルによって得られた知識や経験・または個人に大きく依存しているコツなどを、体系的に社内に蓄積しておりますが、こうした取組みを通じて、他の技術者や部門が異なっても、あたかも自らが経験したかのように、活用していることが、大きな特徴として挙げられるでしょう。

またこうした特質こそが、お客様にオプティマイゼーションされたセンサーネットワークのご提供に、欠かせないものと考えております。

お問い合わせ先
株式会社三技協
オプティマイゼーション営業本部 Optiマガジン発行担当
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