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![01.[寄稿]携帯電話のアンテナ研究とオプティマイゼーション(1)--](imgs/main_title01.gif)
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技術開発室 林田 章吾
○はじめに
今回からこの連載を始めます、林田 章吾と申します。 既に「SGCレポート」などで、多少触れさせて頂きましたが、改めて簡単に自己紹介をさせて頂きます。以前、横須賀市にある防衛大学校の小型衛星通信設備(VSAT)を担当した経緯から、民間人としては初めて同校の博士後期課程にお誘い頂き、今年の 3 月に修了致しました。 |
技術開発室 林田章吾 |
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研究テーマは主に、携帯電話のアンテナが人体から受ける影響と、それを和らげるために、どのような形状のアンテナが望ましいか、といったことを取り組んで参りました。
本コラムでは、皆様の日常生活に役立つ携帯電話にまつわる情報をわかりやすくお伝えします。
○携帯電話の電波と人体への影響
今まで、皆様がお使いの携帯電話には、必ずと言っていいほど携帯電話の端末から伸ばして使用されるアンテナが装備されていたと思います。
アンテナは伸縮型の伸ばせるタイプが主流でしたが、最近ではファッショナブルな小形軽量アンテナが求められており、内蔵型アンテナが主流となっています。しかし、アンテナを内蔵するということは実は極めて厳しい設計条件となるのです。内蔵アンテナは、外部からの電波の感度が低下しやすくなるうえ、携帯電話本体の小形化により、アンテナのスペース確保が難しくなります。
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人体は電波の障害物!?
今回は「人体によって携帯電話の感度が悪くなる」ことをご紹介します。携帯電話の発する電磁波は、人体に影響を与えると言われていますが、まだ研究中の分野であり、解決すべき問題が残されています。 |
では反対に、人体が携帯電話に影響を与えていることをご存知ですか?携帯電話を手で持ったり耳に近づけたりすると、携帯電話の筐体部分(プリント基板上)に流れる電流が乱れて電波の特性が劣化してしまうなどの現象が起こります。
その原因は、以下のようなことが挙げられます。
1)人体の成分の主体である「水分」の影響
人体には誘電する性質があり、大きな誘電体損失物と考えることができます。そのため携帯電話が人体に近接して使われると、携帯電話の電波に大きな影響を与えます。大きな影響を与える最たるものは水分の影響でしょう。個人差はありますが、身体の部位が近くにあると、感度が悪くなったり、通話が途切れやすくなったりするのはこのためです。
これらへの対策として携帯電話メーカーでは、人体模型を作り、研究開発の段階で定性的に評価しています。その模型は一般的な日本人の体型に合わせて作られており、また実際に人が携帯電話をもって、人体の影響をテストしています。
今後、第三世代の携帯電話が普及しますと、動画などの高速・大容量通信が大幅に増えます。 通信のオプティマイゼーションを実現するためにも、より望ましいアンテナの研究開発や設計が欠かせなくなるといえるでしょう。
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株式会社三技協
オプティマイゼーション営業本部 Optiマガジン発行担当
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